横浜ゴムは2022年11月18日、ヨーロッパで好評を得ているバン用オールシーズンタイヤ「BluEarth-Van(ブルーアース・バン)All Season RY61」を11月下旬から日本国内でも順次発売すると発表した。
オールシーズンタイヤはドライ・ウェット路面から雪上路面まで四季を通じて様々な路面状況に対応可能なため、急な降雪時の走行に加え、シーズン毎のタイヤ交換と使用しないタイヤの保管場所が不要になり、利便性が向上する。
「BluEarth-Van All Season RY61」は雪上性能とウェット性能を高次元で両立するとともに、優れた耐久性・耐摩耗性能も確保。また、サイドウォールには国際基準で定められたシビアスノータイヤ条件に適合した証である「スノーフレークマーク」が打刻されており、高速道路の冬用タイヤ規制時でも走行可能なタイヤだ。
トレッドパターンには雪上性能に効くセンター部のジグザグ形状のグルーブと排水性を高める2本のストレートグルーブを組み合わせた「トリプルWDグルーブ」を採用するとともに、ショルダー部に雪上でのエッジ効果を発揮する「スノーバイティングサイプ」を施している。
また、センターおよびショルダー部に配置した大型ブロックが広い接地面積を確保し、ハンドリング性能と耐摩耗性能、偏摩耗の抑制に効果を発揮する。
コンパウンドは3種の異なるポリマーを配合することで耐摩耗性能や耐久性を向上。また、サイドウォールにはひび割れを防ぐ新デザイン「アンチ・クラック セレーション」を採用している。
なお横浜ゴムは、日本向けオールシーズンタイヤとして乗用車用に「BluEarth-4S AW21」、SUV向けにオールテレーンタイヤ「GEOLANDAR A/T G015」を販売しており、今回のバン用タイヤの追加により、春から冬まで通じて使用できるオールシーズンタイヤのラインアップが完成した。