横浜ゴムは2019年12月5日、SUV/ピックアップトラック用タイヤ・ブランド「ジオランダー」の新商品としてクロスオーバーSUV向けのグランドツーリングタイヤ「ジオランダーCV G058」を2020年2月から発売すると発表した。発売サイズは245/50R20 102V〜165/60R15 77H の32サイズで、価格はオープンプライス。
製品概要
「ジオランダーCV G058」は、2012年に発売した「ジオランダーSUV」の後継モデルで、街中での走行に対応しつつ、快適なロングドライブにも適合し、M+S性能も併せ持つグランドツーリング・タイヤだ。
安全性や静粛性などハイウェイ・テレーンタイヤとしての基本性能を高めながら、耐摩耗性能や低燃費性能に配慮しトータル性能を向上。さらに従来タイヤ同様に、急な降雪にも対応する「M+S(マッド&スノー)」規格となっている。
トレッドパターンはサイプによりエッジ効果を高めた独自の「サイプベース・パターン」を採用。また耐偏摩耗性能に寄与し同時に、ウェット路面や急な降雪時でも優れたトラクションを発揮する「2-3Dコンビネーションサイプを、さらに、優れたトラクションと耐ハイドロプレーニング性能を両立させた「4コンビネーショングルーブ」を採用している。
「そして5ピッチ・バリエーション」では、耳障りな音域のパターンノイズを低減。コンパウンドは先進のシリカテクノロジーを駆使した専用コンパウンドで、ウェットや降雪時など低温域の路面を含む様々な路面状況で安定感ある走りを実現する。
また、新開発プロファイルにより幅広でフラットな接地形状を実現し、耐摩耗性能・耐偏摩耗性能を確保している。
これにより、従来品「ジオランダー SUV」と比較してウェット制動性能を12%、ウェット操縦安定性を13%向上したほか、快適性の面ではロードノイズを34%、パターンノイズを9%低減(ともに騒音エネルギー低減率での比較)、突起乗り越し時の上下軸力を7%低減させている。
クロスオーバーSUV向けのタイヤは、新登場のオンロード性能に特化させたサマータイヤの「ブルーアース-XT AE61」に加え、M+S性能を備えながら静粛性を大幅に向上させたこの「ジオランダーCV G058」、さらにハイパフォーマンス・クロスオーバーSUV向けの「ジオランダー X-CV」をラインアップし、用途に合わせた幅広い選択が実現している。