横浜ゴムは2018年9月28日、乗用車用スタッドレスタイヤ「iceGUARD 6（アイスガード シックス）」のランフラットモデルとして「iceGUARD 6 Z・P・S」を10月1日から発売すると発表した。発売サイズは275/40RF20 102Q、245/45RF20 99Q、245/50RF19 105Q XL、225/60RF18 104Q XLの全4サイズ。サイドウォールにはランフラット構造タイヤであることを示す「Z・P・S」マークが打刻されている。価格はオープンプライス。
「iceGUARD 6 Z・P・S」は2017年9月に発売したスタッドレスタイヤの最新モデル「iceGUARD 6」をベースに開発したランフラット・スタッドレスタイヤで、グローバル・フラッグシップタイヤ「ADVAN Sport V105」のランフラットサイズにも搭載されている「Z・P・S ビードフィラー」を採用している。
ランフラットタイヤはパンクなどで空気が抜けた状態でも一定速度で一定距離を走行できるタイヤで、パンク時の走行安全性の向上、スペアタイヤ不要による車両の軽量化や省資源化のほか、車両ユーティリティー向上などのメリットがある。
横浜ゴムは独自開発のサイド補強型ランフラットタイヤ「Z・P・S」シリーズを展開しており、スタッドレスタイヤでは今回の「iceGUARD 6 Z・P・S」に加え「アイスガード トリプル Z・P・S」を販売している。また、グローバル・フラッグシップタイヤ「ADVAN Sport V105」のランフラットや、V103系パターンを採用した「ADVAN Sport Z・P・S」も展開している。
「Z・P・S ビードフィラー」はビードフィラー小型化とセカンド・フィラーの組み合わせにより、ランフラット耐久に寄与する構造だ。さらに専用のプロファイル、構造を開発することで氷上性能、ウェット性能をはじめとする「iceGUARD 6」の優れた性能と空気が抜けた状態（ゼロプレッシャー）での耐久性を高次元でバランスさせている。
