2013年5月16日、横浜ゴムは世界的に大人気のリアルドライビングシミュレーターゲーム「グランツーリスモ」(発売:ソニー・コンピュータエンタテインメント/制作:ポリフォニー・デジタル)シリーズの最新作「グランツーリスモ6」のテクニカルパートナーとなったことを発表した。
「グランツーリスモ」シリーズはリアルなクルマの挙動を採り入れているのは魅力のひとつになっているが、横浜ゴムはゲーム用にクルマの挙動を再現するための新しい物理エンジンの開発をサポートするため、シミュレーション用タイヤデータを提供したのだ。
これまで、このゲームにはクルマのメーカーからの車両データはあったが、タイヤメーカーが正式なテクニカルパートナーを務めるのは初めてで、今回のサポートを通じて年代を超えて横浜ブランドのグローバル認知度を高めていくことを目的としている。
「グランツーリスモ」シリーズは、全世界で累計7000万本(2013年3月末現在)のセールスを達成しており、ゲームファンのみならず、プロレースドライバーや自動車関連業界などから高い評価を得ている。最新作の「グランツーリスモ6」は5月15日、イギリスのシルバーストーン・サーキットにでワールドプレミアされた。
「グランツーリスモ6」は、ドライビングシミュレーターとしての性能を向上させるために基本的なポテンシャルを高めているのが大きな特徴だという。なお、この「グランツーリスモ6」は横浜ゴムだけではなくドイツのダンパーメーカーのKWオートモーティブもテクニカルパートナーとなり、サスペンションモデルの開発に関わったという。