2012年2月16日、横浜ゴムは乗用車用の低燃費タイヤブランド「BluEarth」のスタンダードタイヤ、BluEarth AE-01と、低燃費性能を高めた次世代SUV用タイヤのGEOLANDAR SUVを2012年3月からヨーロッパ市場で発売することを発表した。
↑ BluEarth AE-01(左)と、GEOLANDAR SUV(右)
発売サイズはBluEarth AE-01が205/55R16〜155/80R13 の全40サイズ。GEOLANDAR SUVは245/50R20〜205/70R15の全27サイズ。いずれのタイヤも今後はヨーロッパを皮切りに世界各地で順次販売していく予定としている。
BluEarth AE-01は、ヨーロッパで主流のコンパクトカーをターゲットに開発された低燃費タイヤで、ブルーアーステクノロジーと名付けているナノ・ブレンドゴム、オレンジオイル、エアロダイナミクス・デザイン、軽量化などの技術を盛り込んだ製品である。一方、GEOLANDAR SUVは世界的に人気が高まっている都市型クロスオーバーカーや中・小型SUVなど、オンロード走行を重視したクルマをターゲットに開発。低燃費用タイヤの最新コンパウンド配合技術や設計技術を応用した最新モデルだ。優れた低燃費性能と快適性、安全性を向上。さらに様々な路面を走破するSUV 用タイヤならではのユーティリティ性能も十分に確保しているという。
そして同社は、3月6日から開催されるジュネーブショーに、ヨーロッパ初導入となるこの2商品を出展する。また多くのプレミアムカーに新車装着されるグローバル・フラッグシップブランドの「ADVAN」からは、ADVAN Sport V105、ADVAN S.T.などが出展される。
さらに横浜ゴムが考える未来のタイヤというプレゼンテーションも行う。未来タイヤの提案としては、自然界にある形状や現象に着目し、ネイチャー・デザインに基づいて開発したコンセプトタイヤを展示するとともに、横浜ゴムが協力している日本EVクラブ製作の電気フォーミュラカー「YOKOHAMA Formula EV X-01」を展示する。