ヨコハマタイヤはエコタイヤの分野では元祖であり、業界の先頭を切って1998年に「エコタイヤDNA」を発売し、地球環境問題へは早くから取り組んできたメーカーでもある。
そのヨコハマタイヤは、新たに「ブルーアース」をグローバルコンセプトとして、今後世界へ展開を始める。その第一弾が「ブルーアースAE-01」で、ヨコハマの低燃費タイヤを世界中のクルマに履いてもらい、地球を守る力として貢献していくということだ。
BluEarth AE-01
日本では、「エコ」というキーワードで表されるイメージカラーはグリーンが多い。森や樹木をイメージしている。一方ヨーロッパでは、青い空や青い地球から「ブルー」がイメージカラーになる。
低燃費ラベリング制度では、ころがり抵抗:AA、ウエットグリップ性能:Cというタイヤでサイズは215/60R16 95h〜145/80-13 75Sの全20サイズになっている。価格はオープンプライス。より多くのユーザーに使用してもらい、地球環境保全への貢献度を高めるために、販売量の多い量販ゾーンで商品展開をしていくという。
タイヤ素材の点では、新たなゴム開発が行われ、ナノテクノロジーによるナノパワーゴムが誕生している。ころがり抵抗を減らすために、低発熱ポリマーを配合し、分子鎖の末端部分を発熱しにくい形状に改良するなどが行われた。また、ゴムをしなやかにする働きがあるオレンジオイルを配合することで、ミクロレベルでの路面への接地面積を増やし、摩擦力を高めることでグリップ力も確保している。
低発熱ポリマーの分子構造イメージ
オレンジオイル配合により、トレッドの路面追従性が向上
こうして作られたブルーアースAE-01は同社のDNA ECOSに比べて24%もころがり抵抗を減らす結果を出している。
そしてモニターキャンペーンを7月5日から7月26日で応募を受け付けている。期間中に応募すると、抽選で100名がモニターに選ばれ、体感レポート後にそのタイヤはプレゼントされる。
モニター応募専用サイト
https://bluearth-ae01-monitor.jp/
文:高橋アキラ