【富士通テン ヴァレオ】富士通テンとヴァレオが先進的な安全システム開発で提携

富士通valeo
富士通テンの車載用3次元レーダー(左)とヴァレオ社の車載用の前方監視カメラ

2013年11月14日、自動車用電子機器メーカーの富士通テンとヴァレオは11月11日、クルマの安全、運転支援システム分野における開発を共同で推進することに合意したと発表した。両社は、富士通テンのミリ波レーダーとヴァレオの前方カメラを組み合わせ障害物を検知するセンシング技術の開発に共同で取り組むという。

ミリ波レーダーとカメラは、それを組み合わせることで歩行者や自転車、他の車両などを正確に検知するセンサとして機能する。障害物との衝突など危険が迫った場合、自動的にブレーキをかけることで事故を未然に防ぐ運転支援システムには欠かせない存在だ。。

両社は、富士通テンの3次元ミリ波レーダーが持つ「対象物との相対距離や位置関係の認識における優位性」、ヴァレオ社の車載カメラが持つ「対象物を識別できる優位性」といったそれぞれの特長を融合させ、季節や天候、時間帯などの外部環境に左右されることなくより高い精度で障害物を検知できる技術の開発に取り組む。

富士通テンは、カーナビやECUの製造以外に車載用レーダーで実績がある。フランスの企業、ヴァレオ社は2012年の売上高は1.6兆円、世界の従業員数7万3000人という、世界有数のサプライヤーだ。パワートレイン、エアコン、テレマティックス、ワイパーや灯火類、ドライバー支援システムの開発で定評があり、さらに自動運転のためのレーザースキャナーなどの技術でも注目されている。ヴァレオ日本は、ゼクセル、ナイルスを吸収合併し、ユニシア、市光工業と業務提携するなど幅広い自動車部品分野で実績を持つ。

 

富士通テン公式サイト
ヴァレオ日本公式サイト

COTY
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