2015年1月7日、東洋ゴムは、ウルトラ・ハイパフォーマンス(UHP)タイヤのグローバル・フラッグシップブランド「PROXES」シリーズに、新たに「PROXES CF2 SUV(プロクセス・シーエフツー・エスユーブイ)」、「PROXES CF2(プロクセス・シーエフツー)」を開発し、2015年2月から順次発売すると発表した。価格はオープンプライス。
このふたつの製品は国内タイヤラベリング制度における、転がり抵抗性能「A」、ウェットグリップ性能「b」を満たした低燃費タイヤで、PROXES CF2 SUVはSUV向けタイヤとしてトーヨータイヤとしては初の全サイズ低燃費タイヤとなっている。
PROXES CF2 SUVは、サイズ面での使い勝手の良さ、ハイブリッドやクリーンディーゼル車などコンパクトサイズからミドルサイズSUV向けに開発したSUV専用低燃費タイヤだ。スムーズなハンドリング性能と上質で快適な乗り心地を実現するとともに、トーヨー独自の材料設計基盤技術「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」を駆使し、濡れた路面でのブレーキング時の安心感、低燃費性能の向上を実現している。
新配合のトレッドコンパウンドと低燃費サイドウォールの採用により、転がり抵抗を従来品に比べ23%も低減した。また、ウェット制動距離を同じく3%短縮している。
トレッドコンパウンドは、耐摩耗ポリマー、スーパーアクティブポリマー、ウルトラグリップポリマーを最適配合し、摩耗寿命と転がり抵抗性能、ウェットグリップ性能をバランス良く向上させている。
トレッドパターンは、高剛性リブの採用により、路面との接地性を向上させ、安定感のある走行性能を実現。またワイドトレッド化によりタイヤの接地面積を大きくすることで、摩耗ライフと操縦安定性を向上させている。
タイヤ構造は、低燃費化するためのサイドウォールの採用で転がり抵抗の低減を図るとともに、高剛性ビードフィラーの採用でタイヤサイド部分を強化し、スムーズなハンドリング性能とスッキリとした乗り心地を実現している。