2014年4月14日、東洋ゴムは、ミニバン専用タイヤとして展開している「TRANPATH(トランパス)」シリーズの新商品で、ミドルクラスのミニバンタイヤに求められるしっかりした走行安定性と耐摩耗性能、低燃費性能を合わせ持つ「TRANPATH ML(トランパス エムエル)」を6月1日から発売すると発表した。
東洋ゴムのミニバン専用タイヤ、トランパス・シリーズはラグジュアリー・ミニバン用、軽自動車用などタイヤを発売してきたが、近年のミニバン市場において力強い外装と高級感のある内装を持つミドルクラス・ミニバンの上級グレードが多くの支持を集めていることに着目し、このセグメントのミニバン専用タイヤのラインアップを追加した。
今回発売される「トランパス ML」は、ミドルクラ・ミニバンをターゲットにし、同シリーズの22年間にわたる技術蓄積を踏襲、進化させ、ミドルクラス・ミニバンに相応しいパターンデザインとタイヤ性能を備えている。
トランパス MLに使用されるゴム材料開発には、材料設計基盤技術「Nano Balance Technology(ナノ バランステクノロジー)」を駆使し、ナノレベルで素材設計と加工の最適化を行ない、ロングライフを実現する耐摩耗性能は確保しながら、国内タイヤラベリング制度における転がり抵抗性能「AA」グレード、ウェットグリップ性能「b」グレードを獲得。
トレッドデザインはミドルクラス・ミニバンにマッチする、鋭角的でシャープなデザインとし、タイヤの一部だけが摩耗する、偏摩耗の抑制に効果を発揮する非対称パターンデザインを採用。重心が高く車重のあるミニバンを支え、しっかり感を追求するためパターン設計と構造設計の最適化で横方向への剛性を確保している。国内タイヤラベリング制度では上記グレードを獲得しながらも、ふらつきを軽減させた安定感ある走りを実現している。
トレッドのコンパウンドは、ウエット性能を確保しながら転がり抵抗を軽減する2種類のアクティブポリマー、摩耗性能を維持するために耐摩耗ポリマーを採用。さらにベースのゴムには、転がり抵抗を軽減する超低燃費ポリマーを採用。
パターンは、ワイドトレッド・プロファイル、OUT側の高剛性リブの採用と低溝容積化により、優れた耐摩耗性能とふらつき低減を実現。スーパーハイターンアップ構造により横方向への剛性を確保し、ふらつき低減を実現している。
サイズは全17サイズ。オープン価格。