トーヨータイヤは2022年12月2日、グローバル・フラッグシップタイヤ「PROXES(プロクセス)」シリーズのプレミアムコンフォートタイヤ「PROXES Comfort Ⅱs」を2023年3月から国内市場で順次発売すると発表した。
「PROXES Comfort Ⅱs」は、上質なクルージング性能を追求し、同時に環境性能を進化させたプレミアムコンフォートタイヤだ。パターン設計ではタイヤ設計基盤技術「T-MODE(ティーモード)」を活用し、トレッドパターン内で機能を分担させる非対称パターンを採用した。
タイヤの内側と外側で最適なパターン設計を採用し、タイヤパターンに起因して発生するノイズの騒音エネルギーを従来品(PROXES C1S)比で22%と大幅に低減させ、快適な車内空間を実現している。
また、トレッド部に配置したブロックの剛性を向上させることで操縦安定性を向上させ、レーンチェンジの時などにおけるふらつきを抑制し、上質な乗り心地と操縦安定性の両立を図っている。
ゴム材料では、材料設計基盤技術「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」を用いて、低燃費コンパウンドの開発を行なった。新シリカ分散剤を採用し、転がり抵抗の低減、ウェット性能、耐摩耗性能の向上を実現するためシリカをより均一に分散させてより高い性能を実現している。
なお、この新シリカ分散剤には「持続可能なモビリティライフの実現」をめざす方針に適合させ、天然由来のサステナブル素材を使用している。
「PROXES Comfort Ⅱs」の性能は、従来のPROXES C1Sとの比較で、パターンノイズは22%低減させ、転がり抵抗は28%と大幅な低減を達成している。