東洋ゴムは、低燃費タイヤの「NANOENERGY(ナノエナジー)」ブランドの新商品として、「NANOENERGY 2(ナノエナジー・ツー)」(全10サイズ)を2012年6月1日から、全国で順次発売すると発表した。
東洋ゴムは、「ゴム材料をナノレベルで分析/解析/素材設計/加工する」という材料設計基盤技術を体系化し、「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」として確立させ、2011年12月にその技術を採用した低燃費タイヤ「NANOENERGY(ナノエナジー)」ブランドとして発表。2012年2月には日本市場で初めて、転がり抵抗性能「AAA」/ウェットグリップ性能「b」を実現した「NANOENERGY 1(ナノエナジー・ワン)」を発売している。
今回発売された「NANOENERGY 2」は、ハイブリッド車や電気自動車に多いサイズなど、幅広い車種に装着できるようにサイズを設定し、国内タイヤラベリング制度で転がり抵抗性能「AAA」/ウェットグリップ性能「c」にグレードされる、最高グレードの低燃費タイヤを10サイズをラインアップした。
NANOENERGY 2の特徴は、トレッドコンパウンド Nano Balance Technology を駆使した新スーパーアクティブポリマーを採用し、最高グレードの転がり抵抗性能「AAA」を実現。またこのコンパウンドの採用により、低転がり抵抗と高い耐摩耗性を両立した。
パターンは NANOENERGY 1と同様の新リブパターンを採用。周方向サイプによる接地圧分布均一化により、耐摩耗性能向上と転がり抵抗低減を両立している。構造は主溝を深溝化することで摩耗性能を向上させ、同時にリサイクル素材の再生ポリエステルコードを採用し省資源化を追求した。
これらの技術を採用することで転がり抵抗を従来品(TEO plus)との比較で約40%低減している。