ショーワ 栃木開発センター「塩谷プルービンググラウンド・ワインディングコース」が完成

ショーワ 栃木開発センター 塩谷プルービンググラウンド・ワインディングコース 開設

2017年10月26日、ダンパーやパワーステアリング、デフギヤのサプライヤー「ショーワ」は、栃木開発センター・塩谷プルービンググラウンドに新たにワインディングコースを増設し、10月20日に完成式典を行なった。

式典には塩谷町・町長の見形和久氏、本田技術研究所・四輪R&Dセンター執行役員の関野陽介氏を始め、来賓と多くの関係者様が出席し、完成式典とワインディングコースの同乗体験走行やショーワ製品の展示を行なった。

ショーワ 栃木開発センター 塩谷プルービンググラウンド・ワインディングコース ワインディング路

塩谷プルービンググラウンドは、2015年9月の第一期工事(直線路、旋回路、特殊路)に続き、今回の第二期工事では、開発体制をさらに強化し、製品の性能を高めるとともに将来技術の開発を目的に、アメリカ、ヨーロッパの一般路の走行環境を模した、よりユーザの使われ方に近い状態での完成車性能の向上を目指す評価環境として新規にワインディングコースを増設した。

ショーワ 栃木開発センター 塩谷プルービンググラウンド・ワインディングコース ワインディング路

この結果、全世界のさまざまな路面環境を塩谷のコースにまとめて再現することで、製品の性能の共通コンセプトである「究極の気持ち良さと楽しさ」を短期間で開発すること、将来の自動運転社会に対応できるサスペンション、ステアリング技術開発をクローズドコースの中で集中的に開発することを狙っている。

■塩谷プルービンググラウンド概要

名 称

「株式会社ショーワ 栃木開発センター 塩谷プルービンググラウンド」

所在地

〒329-2339 栃木県塩谷郡塩谷町上沢字黒岩下698番地1

面積

敷地面積/約200000m2、コース面積/約52200m2

構成

(1)直線路:

全長約920m、面積約23000m2、最大設計速度140㎞/h さまざまな状況での定量的な実車測定が可能な利用範囲の広いコース。ステアリングの中高速操舵特性、サスペンションの安定性テストに対応。

(2)旋回路:

面積約7800m2 最大旋回半径R45。定量的旋回特性や、安定性特性検証が可能。

(3)特殊路:

面積約10500m2(連絡路一部約1700m2、工事完成予定 約6700m2) カント路、わだち路、EU郊外路など3レーンで構成。さまざまな入力条件における当社製品の乗り心地、操縦安定性評価を実施。

【新設】

(4)ワインディング路:

全長1500m、面積約10900m2、コース幅4.5m
US路:
アップダウンが連続する道幅の狭い中低速コーナでタイヤの接地感や車体との一体感を総合的に評価する。
EU路:
緩やかな起伏を伴う道幅の狭いコーナを高速で走行した際のステアリングフィールや接地感等を総合的に評価する
その他設備:
「事務所整備棟」2 階建て 延床面積760m2

ショーワ 公式サイト

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