2017年11月17日、シェフラーはアメリカ・オハイオ州のウースターにある工場を拡大し、新しい製造エリア、出荷センター、オフィススペースの開設に約68億円を投資したと発表した。シェフラーがオハイオ州で事業を開始してから40年が経過し、この拠点は大きく成長している。
2018年には、拡張された敷地面積約8900m2の製造エリアで、アメリカの大手自動車メーカー向けのハイブリッド・モジュールの製造を開始する。さらに、将来の電動アクスルの製造に向けた取り組みもすでに着手されている。
ーーシェフラーのクラウス・ローゼンフェルドCEO
「シェフラーのオハイオ州ウースター工場への投資は、弊社の戦略である未来のモビリティ社会のために・・・の実現に向けた新たな節目となります。ウースターは、弊社のアメリカにおける先進的電動モビリティの開発の中心となります」と語っている。
シェフラーグループは、アメリカのサウスカロライナ州にあるフォートミル工場の拡大に41億円を投資したのに続き、今回のウースター工場への投資により、アメリカでの事業をさらに拡大していく計画だ。
なお拡張されるウースター工場では、ハイブリッドモジュールの製造に加えて、オートマチックトランスミッション、トルクコンバータ、トルクコンバータ・ロックアップクラッチなどの部品を生産する。