2016年9月15日、自動車サプライヤー大手のシェフラーは中国本社のある上海市・安亭鎮で、湖南省政府と協力協定を締結し、中国で9ヵ所目となる高精度ベアリングなど、自動車部品の製造拠点を設立するための投資を決定した。
シェフラーは世界の50カ国に170の製造拠点、研究開発施設、販売会社を持っている。中国への投資を開始した1995年以来、シェフラー・チャイナは中国の自動車および産業用機械部門にとって重要なサプライヤーとなっている。
現在、シェフラー・チャイナは約1万1000人の従業員を擁し、上海・安亭鎮に研究開発施設、太倉、蘇州、銀川、南京に8つの製造工場、北京、上海、香港、台湾を含む中国全土に22の販売拠点を持っている。
新たに湖南省に設立される製造工場は段階的に拡大する計画で、最初に自動車部品と高精度軸受を生産する敷地面積20ヘクタールの製造工場を建設。工場の操業開始は2018年末の予定だという。その後は、第2工場、物流センター、トレーニング施設の建設が計画されている。
「シェフラーが中国で製造工場や研究開発施設への投資を開始した1995年以来、私たちは中国市場に根付き、市場シェアを確実に伸ばしてきました」と、シェフラー・チャイナのイーリン・ジャンCEOは語っている。