ルネサス・エレクトロニクスは、2019年6月10日に上海フォルクスワーゲン(本社:上海市・安亭)と、オートモーティブ・エレクトロニクス共同研究所を設立したと発表した。この共同研究所は、中国の自動車市場に向けた次世代のデジタル・コクピットや車載制御システムなど、車載用アプリケーションの研究開発を加速させるために設立された。
この研究所ではルネサスの得意とする高性能マイコン、SoC(System on Chip)やソフトウェアの知見と、上海フォルクスワーゲンの研究開発力を結集する。そして、上海フォルクスワーゲンの次世代の車載電子プラットフォーム開発に向け、ソフトウェアモジュール開発やシステム統合の実現を支援し、中国の自動車市場の要求に応えるとしている。
なお上海フォルクスワーゲンは、アジア地域の電子プラットフォームの開発拠点で、日本市場向けの車載電子プラットフォームもここで開発されている。