パイオニア HERE社とパイオニアが自動運転・高度運転支援に関する協業

パイオニア HERE

2015年9月7日、パイオニアHERE(本社:ドイツ・ベルリン)は、共同で自動運転・高度運転支援向け高度化デジタル地図の活用に関し協議を進めることに合意したと発表した。

これは、パイオニアが開発を進めている、高性能・小型・低価格の走行空間センサー「3D-LiDAR(ライダー)」により整備する高度化地図データとの連携を見込んでの合意だ。

レーザースキャナーを装備し、道路情報、地形情報を収集するHERE社の車両
レーザースキャナーを装備し、道路情報、地形情報を収集するHERE社の車両

この合意は、HEREが保有する自動運転・高度支援技術向け地図の整備や活用にあたり、パイオニアが9月1日に発表した走行空間センサー「3D-LiDAR(ライダー:レーザースキャンによる物体・地形測量)」を活用し、自動運転時代に向けた高度化デジタル地図の活用について、両社が連携を協議していくことを目的としている。

アウディ、BMW、ダイムラーが株主のHERE社は、すでにヨーロッパやアメリカで世界トップレベルの高度化デジタル地図と位置情報づくりを進めているが、パイオニアも日本のデジタル地図製作に着手しており、これは双方にとってメリットのある協業となる。

2社の協議は、高度化地図の活用に関する連携で、HEREが保有する自動運転・高度運転支援向け地図のパイオニアへの提供と、パイオニアが開発している走行空間センサー「3D-LiDAR」のHEREへの提供といった内容となると予想される。

 

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