パイオニア自宅レコーダーの映像をカーナビで再生するサービス開始

パイオニアは2019年10月2日、デジオンとの共同開発により、カーナビなど車載機器からホームサーバー機能を備えた機器へリモートアクセスするサービス「DiXiM Play for carrozzeria」を開発したと発表した。

システム概要

このサービスを活用した新機能「レコーダーアクセス」をカーナビに搭載することで、インターネット経由でブルーレイ・ディスクレコーダーやネットワーク対応HDDなどに録画・保存した映像・動画コンテンツをカーナビでストリーミング再生することができる。

近年、ブルーレイディスクレコーダーなどに録りためた番組を、インターネット経由でスマートフォンを使って外出先で視聴できるサービスが拡大しているが、パイオニアが開発した「レコーダーアクセス」機能を使えば、DVDなどにダビングすることなく、車載機器で録画番組のストリーミング再生を楽しめる。

また、ライブチューナーのリモート視聴により、遠方へ出かけた際にも自宅エリアの放送局のテレビ番組も視聴可能になる。さらに、これまで車載機器では実現できなかったBS放送、CS放送の視聴も可能だ。

車載機器から自宅で録画したコンテンツをストリーミング再生するため、iPhone、Androidスマートフォンを用いて自宅のレコーダーと車載機器をペアリングする方式を確立することで、録画番組やライブチューナーのインターネット経由でのストリーミング再生を行なうことができる。

なおこのサービスは、車載機器からレコーダーへリモートアクセスに賛同したデジオン、パナソニック、シャープ、東芝映像ソリューション、アイ･オー･データ機器、バッファローとの協業とデジタルライフ推進協会（略称：DLPA）の協力により実現している。

このサービスに対応するカーナビは、カロッツェリア「サイバーナビ」2019年モデルの「AVIC-CQ910シリーズ/CL910 シリーズ/CW910 シリーズ/CZ910 シリーズ」。また自宅で対応するブルーレイ・ディスクレコーダー/ネットワーク対応HDDは以下の通り。