パイオニア 清華大学・蘇州自動車研究院のベンチャー企業と協業 運転支援システムを搭載した次世代車載機器を共同開発

パイオニア 蘇州清研微視電子科技有限公司
蘇州清研微視電子科技有限公司製の360度アラウンドビューシステム

2015年11月26日、パイオニアは同社100%子会社である中国現地法人「先鋒電子投資有限公司」と、中国 清華大学(Tsinghua University Suzhou Automotive Research Institute)傘下のベンチャー企業である「蘇州清研微視電子科技有限公司(Suzhou Tsingtech Microvision Electronic Technology Co., Ltd.:清研微視)」が、高度運転支援システム(ADAS)関連技術に関する協業に合意したと発表した。

パイオニアは、カーエレクトロニクス事業の中で、将来の自動運転社会に向けて予防安全領域において安心・安全な運転を支援するための高度運転支援システム(ADAS)技術や、自動運転を実現するために不可欠な走行空間センサー「3D-LiDAR(ライダー)」などの開発を進めている。

今回コラボレーションのパートナーとなる清研微視は、ADAS関連技術の開発において数々の実績を持つ、清華大学の蘇州自動車研究院内に設立されたベンチャー企業で、同大学が研究している中国の交通事情に対応したADAS技術の実用化を目指している。

このコラボレーションにより、パイオニアが培ってきた車載機器などの技術やノウハウと、清華大学蘇州自動車研究院が研究しているADAS関連技術を組み合わせることで、ADAS機能を搭載した次世代車載器の開発が可能になる。具体的には、同研究院が開発した独自の「疲労検知システム」や「煙・アルコール検知システム」、「人工知能技術」、「画像認識アルゴリズム」などを用いて、予防安全におけるADAS機能を搭載した次世代車載機器の開発を進め、2016年以降の製品化を目指すという。

さらにパイオニアが開発している3D-LiDARをはじめ、自動運転分野における協業についても、今後検討して行くという。

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