パナソニック GPS、発話対応の「ETC2.0車載器 CY-ET2600GD」を発売

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ETC2.0車載器 CY-ET2600GD本体とアンテナ

2017年3月1日、パナソニック・オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、新しい高速料金割引に対応するGPS付きETC2.0車載器「CY-ET2600GD」を発売した。価格はオープン価格。

■ETC2.0サービスとは?

ETC2.0サービスは、次世代のETCとされ従来の高速道路料金収受だけではなく、渋滞回避や安全運転支援など、ドライバーに有益な情報を提供するサービスが含まれる。さらに国土交通省はETC2.0の走行経路情報を活用して、道路利用を最適化するための制度や、事故・災害情報の提供サービス、また渋滞回避や給油のために高速道路から一時的に退出し再進入した場合の料金同一化サービスの導入を予定している。

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本体取り付け例

さらにETC2.0は、高速道路上に設置されたITSスポットと呼ばれる路側機との通信により、最大1000kmの広域交通情報を受信し、リアルタイムに前方の渋滞情報を音声で知らせることができる。また安全運転支援として、見通しの悪い合流地点での合流車両の警告をはじめ、災害時や避難時の行動指示情報、前方の気象情報、停止車両、落下物、交通規制、山間部の気象急変ヶ所、路面凍結場所、工事規制開始区間の情報、事故多発地点やランプ部、通行危険場所等の案内情報、サービスエリア、パーキングエリアの施設関連情報が音声で提供される。

ETC2.0装着車に対する新しい高速道路料金割引サービス(2016年4月から開始済み)を受けるためには、GPSによる走行経路情報が必要となるが、この新製品はGPS受信機を搭載しており、GPS付きカーナビを装着していない車両でも単体で装着することで料金割引が利用できる。

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GPS/スピーカー一体型のアンテナ

「ETC2.0車載器 CY-ET2600GD」はETCゲートやITSスポットとのデータ送受信を行うアンテナにGPSとスピーカーを内蔵。アンテナはダッシュボードに設置するため、スピーカーがドライバーに近く、音声案内を聞き取りやすいデザインとなっている。

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