パナソニック株式会社 オートモーティブシステムズ社は、2012年9月19日カーナビステーション「ストラーダ」の車種専用「Lシリーズ」2機種6タイプを10月22日より順次発売すると発表した。本製品は対応車種のインパネにジャストフィット装着する専用設計のメリットを生かして、液晶ディスプレイの大画面化はもちろんのこと、上質なデザインも追求。同じく対応車種毎に開発した「ビューティフルキット」を取付けることで車内のイメージや操作性を損なわず、美しく装着できるとしている。
新しく投入されるLシリーズは8V型モデルの「CN-LS810D」と、7V型モデルの「CN-LS710D」の2機種。前者はトヨタのアルファード/ヴェルファイア(現行モデル、以下同)、プリウス、プリウスαに車種別に対応し、後者はホンダのフリード、ダイハツのムーヴ・カスタム、トヨタ・アクアに同じく対応する。価格はいずれもオープンプライスで、ビューティフルキットとの組み合わせがマストとなっている。
この車種別にデザインされたビューティフルキットが、新しいLシリーズ最大の特徴となっている。キット本体には高級感あるピアノブラックフィニッシュやウォームシルバーのメタルオーナメントを使用。高品位なデザインを実現して、インパネに美しくビルトインすることが可能になった。またこのキットに、従来ナビゲーション本体にあったMENUや音量調整など、使用頻度の高い操作ボタンを大きなサイズで配置。これでドライブ中も、こうした操作を運転席や助手席から確実に行えることとなった。
次の特徴がマルチタッチ対応だ。Lシリーズの従来モデルでもフリック(はらう)やドラッグ(なぞる)といった、シングルタッチのモーションコントロール機能はすでに備えていたが、今回から液晶モニターがマルチタッチ対応となり、指1本によるダブルタップ(2連続タッチ)や指2本によるシングルタップ、ピンチイン(画面に触れた2本の指の間隔を狭める)やピンチアウト(逆に指の間隔を広げる)といった操作への対応が可能になった。まさにスマートフォンやタブレット同様の感覚で、地図の移動や拡大・縮小が行えるという特徴を持っている。
地図情報では、当然ながら新東名高速道路を含む、2012年度版の最新地図データを収録。地図画面上のソフトウエアボタンも、従来型に比べて操作性を改善している。スマートフォンとの連携機能も強化され、最新のグルメ・観光スポットの検索が可能な専用アプリ「おでかけナビサポート ここいこ♪」に対応。さらにこれをバージョンアップすることで「寄り道コンシェルジュ」などの新たな検索機能も使えるようになった。