【パナソニック】ハイブリッド用リチウムイオン電池をフォードに供給。フォード・フュージョンHV/PHVなど4車種に採用

パナソニックは2012年2月24日、同社のリチウムイオン電池がフォードのハイブリッド車、プラグインハイブリッド車用の電池として採用されたと発表した。これでアウディ、トヨタ自動車テスラへの供給に続き4社目となる。

フォード車に採用されたパナソニックのリチウムイオン電池
PHV車用(左)とHV車用(右)の新開発の角型リチウムイオン電池

搭載される車種は、HVでは、「フュージョン・ハイブリッド」、「C-Max ハイブリッド」、PHVでは「フュージョン・エナージ」、「C-Maxエナージ」の4車種だ。パナソニックはフォード社に対してはこれまで、ニッケル水素電池を納入していきたが、リチウムイオン電池の採用は今回が初めて。

プラグイン・ハイブリッドのフュージョン・エナージは、HV仕様のフュージョン・ハイブリッドと同じく2.0Lの直列4気筒アトキンソンサイクル・エンジンにモーターを組み合わせ、これにパナソニックのリチウムイオン電池を採用する。

新型フュージョン
パナソニックのリチウムイオン電池を搭載するフォードの新型「Fusion」

気になる燃費は、米国EPA(環境保護局)が定めるハイブリッドカー用の燃費換算モードで、100MPG(約42.5km/L)の認定を受ける見込みで、トヨタのプリウスプラグインハイブリッドを13MPG(約5.5km/L)上回るという。なおフュージョン・ハイブリッドの発売は、北米市場で今秋を予定している。

この新型フュージョンに関する詳しい解説については2012年デトロイト国際オートショー総覧 その2で既報している。

パナソニックは、今回のフォードへのリチウムイオン電池の供給でさらに拡大が予想されるハイブリッドカー用の電池の事業を強化し、さらなる高性能電池を開発しグローバルでの環境対応車用電池事業の拡大に取り組んでいく構えだ。

パナソニックエナジー公式サイト

COTY
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