アリソン 商用大型トラック、バス用の電動一体型アクスル「eGen Power」を発表【動画】

世界の商用大型トラック、トレーラー、バスなどのトランスミッションで世界最大のシェアを持つアリソン トランスミッション(アメリカ)が開発した最新の電気駆動アクスルが2021年11月10日、アリソン ジャパンにより日本で正式発表された。

アリソン社が開発した電気駆動アクスル「eGen Power」は、6月に日本で「人とくるまのテクノロジー展2021オンライン」で初披露されている。アリソンは、2020年に「eGen Power 100D」を発表。この電動アクスルは駆動モーターを2基搭載し、連続出力400kW(544ps)オーバー、最高出力648kW(800ps)を発生し、モーター、インバーター、減速ギヤボックス、デファレンシャル一体型のe-アクスルだ。

その後、さらにラインアップを拡大し、中型商用車から大型トラック、バスまでをカバーするラインアップが完成。日本で正式発表されることになった。

100D型eGen Power

アリソンは世界的な脱CO2社会の実現に向け、完全電気駆動およびハイブリッド駆動ソリューションとして「アリソンeGen」ブランドを生み出した。「eGen Power」は完全統合型システム、つまりe-アクスルとなっており、モーター、多段変速ギアボックス、シフトアクチェーター、水冷オイルクーラーなどが一体型となっており、従来の車両のシャシーとサスペンションの設計変更を最小限に抑える搭載が可能になっている。

既存トランク、バス・シャシーに搭載

きわめてコンパクトなデザインのため、トレッド間にバッテリーや補機類が必要とするスペースを確保できることが可能だ。高効率な走りを実現する多段変速ギアは、低速登坂走行から高速走行まで、あらゆる走行シーンをカバーすることができる。

ラインアップは、大型車両用の100D/115D/130D、中型トラック、商用車両の100S/130Sという5種類だ。これらのe-アクスルは、モーター軸とアクスル軸は並行にレイアウトされているためハイポイドギヤは不要で、ヘリカルギヤで駆動力伝達を行ない、伝達ロスがより少なく、さらに出力同等の回生トルクが発生し、ブレーキ時の優れたエネルギー回収率を実現している。

減速ギヤは2速式で、エア ソレノイドでハイ/ローの切り替えができ、低速から高速まで幅広く高効率の運転ができるようになっている。モーターは強制油冷式で、オイルクーラーとオイルポンプも一体化されている。

またeGen Powerはモジュラー設計されており、多様な既存のシャシーに搭載ができるようになっている。そして性能は、従来のディーゼル車との比較ではピーク出力では全車速域で上回り、勾配走行でもディーゼル車を上回る性能を発揮することができるのだ。

このeGen Powwerは、完全なバッテリー駆動の電動トラック、バス、ハイブリッド車、燃料電池車に適合する。大型トラック、バスもいよいよ電気駆動の時代を迎えていることが実感できる。

アリソン・ジャパン 公式サイト


The Mortor Weekly

ページのトップに戻る