雑誌に載らない話vol110
2014年12月10日、岩谷産業とセブン-イレブン・ジャパンは、店舗併設に関する包括合意書を締結し、2015年度に東京都と愛知県に水素ステーション併設店舗2店舗を順次オープンすると発表した。
岩谷産業は水素の大手供給元として水素ステーションの設置を推進しており、セブン-イレブンは地域に根差した近くて便利な店作りを推進している。両社の将来性と日用性を融合し、商品、サービス、クリーンエネルギーを1ヶ所で提供することができる地域インフラとしての拠点作りを目指している。
また、セブン-イレブン店舗では、純水素型燃料電池を活用した店舗の環境負荷低減について実証実験を行ない、小売店舗における燃料電池活用の将来性について検証するとしている。
岩谷産業はこれらの取り組みを通して、水素エネルギーが広く一般に浸透することを期待し、水素インフラの基盤確立に力を注ぎ、セブン-イレブンは、今後も商品やサービスの拡充だけでなく、エネルギー問題に対して、“省エネ”、“創エネ” “蓄エネ” による総合的な節電に積極的に取り組むことで、総電力使用量の削減を行ない、環境にやさしい店舗作りに取り組んでいくという。
すでにセブン-イレブンなどコンビニでは電気自動車用の充電施設を設置している店舗は少なくないが、今後は水素ステーションを併設する動きが拡大するか、注目される。
