【ノルトロック】大径ボルトもトルクレンチで締結できるスーパーボルトを新発売

多数のマルチジャックボルトを頭部に組み込んだ「スーパーボルト」

2913年9月30日、ノルトロックジャパン社は産業用機械、発電機、大型プレス機などに最適な大径ボルト/ナット「スーパーボルト」を発表し、10月1日から日本での販売を開始したと発表した。

    スーパーボルトを発表するノルトロックジャパンの宮下浩史社長
   ノルトロック社グローバルセールス&マーケティング最高責任者エリザベット・オスタールンド氏
ボルト緩みを防止するノルトロック・ワッシャー
新発売される「スーパーボルト」

 

 

ノルトロック社はスウェーデンのボルト締結専門メーカーで、これまでにボルトの緩みを防止するウエッジロック技術を使用したワッシャー、非回転緩みにも適合するXシリーズ・ワッシャーを日本で販売してきたが、産業機器などで使用される大径ボルトに適合する新技術を採用したスーパーボルトも販売することになった。

産業機器の大径ボルト締結例
スーパーボルトの締結原理

 

 

「スーパーボルト」はM24サイズ以上のボルト、ナットに適用されるが、実質的にはM30以上の大径ボルト/ナットの用途として採用され、最大サイズでは直径1メーター以上のボルトも製造されている。従来の大径ボルト/ナットの締め込み、緩めに必要なトルクは人力で発生するのは困難で、専用の油圧機器、クレーン、スレッジハンマーなどが使用される。

大径ボルトの締め付け、緩め作業も通常のトルクレンチでできる

 

 

それに対して「スーパーボルト」は、マルチジャック・ボルトテンショナーを組み込んだボルト/ナットになっており、高強度の多数のマルチジャックボルトを、一般的な小型トルクレンチで締め込む、緩めることができ、プレスなど大型産業機械、油田、造船、発電機など大径ボルトを使用する機械の製造、メンテナンスでの安全の向上、作業時間、工数の大幅な低減、つまりコスト低減を実現できるという。

 

ノルトロック・ジャパン公式サイト

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