【JMS2025】日本特殊陶業は長年のセラミック技術を未来に活かす製品を展示

ニテラ・グループ・日本特殊陶業は2025年10月22日、東京ビッグサイトで10月30日(木)から11月9日(日)まで開催される「ジャパンモビリティショー 2025」に出展すると発表した。

日本特殊陶業は、「モビリティの未来を輝かせること」をNiterra(ニ寺)の使命として、現代から未来へ向けた取り組みを製品を通じて紹介する。ブースでは「現在のモビリティ」を支えるスパークプラグや各種センサーに加え、長年の歴史で培ったセラミック技術を活用し、未来のモビリティで期待される製品を「電気」、「水素」、「燃料」の各エネルギーカテゴリーに分けて展示する。

スパークプラグ
カーボンニュートラルや CO2削減に貢献するために、さまざまな燃料に対応可能な開発中のスパークプラグを展示。ブースでは燃費向上や排気ガス低減に貢献する希薄燃焼用のプレチャンバープラグ(開発中)や水素エンジン向けスパークプラグを展示する。

センサー
全領域の空燃比を検知することが可能で、より厳しい排気ガス規制への対応が可能な全領域空燃比センサーや、車両から排出される排ガスをクリーンに(有害排気ガスを削減)し、健康や環境への負担を軽減するNOxセンサー、そして水素エネルギー社会において今後想定される排気ガス規制への対応に貢献する、水素エンジン向け排ガスセンサ(開発中)とアンモニア燃料排ガスセンサ ー(開発中)を展示する。

窒化ケイ素ボール
窒化ケイ素ボールは鋼球に比べ、軽量、高剛性であるだけでなく、絶縁性にも優れていることから、EVモーター、風力発電機の電食対策に最適適合する。自動車部品の製造販売で培った開発評価技術、販売網を、窒化ケイ素ボール事業に展開することを紹介する。

窒化ケイ素放熱基板
窒化ケイ素放熱基板は高い放熱性と強度を持ち、アプリケーションの長寿命化・信頼性向上を支えるキーマテリアルだ。独自技術による厚銅回路化、薄SiN基板化により放熱性が向上し 、EVモーターに使用されるアプリケーションの小型化、高出力化に貢献する。

固体酸化物形電解セル(SOEC)
水素社会に向け、高効率な水素製造技術への期待が高まる中、特に注目を集めるのが固体酸化物形電解セル(SOEC)だ。 セラミック材料技術と精密な製造プロセスは、SOECの高性能化、高耐久化、そして普及を阻むコスト課題の解決を支え、水素社会の実現を加速させることができる。

リバーシブルSOCシステム
リバーシブルSOCシステムは、セルスタック1台で水電解による水素製造と燃料電池による発電が可能となる。この電気と水素の相互変換が可能な性質を用いて、コンパクトで効率的な局所エネルギー管理システムを提案する。

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