世界初の新素材「ルテニウム配合中心電極」と「白金突き出し+オーバル形状」外側電極採用した、日本特殊陶業(NGK)のプレミアムRX点火プラグが2011年度のアフターマーケットに向けて新発売された。
貴金属のルテニウムを配合した針型中心電極と、白金突き出しタイプの外側電極を採用したため抜群の着火性を実現している。外側電極の容積を小さくすることで蓄熱量を抑え、さらに白金を使用することで耐消耗性を大幅にアップしているのも特徴だ。このため低燃費、耐汚損性、ロングライフ化などトータル性能を高めた高性能プラグと言える。
その結果として、図のように燃費2.2%アップ、低温始動性の向上、加速性能の向上など、総合的な性能向上を実現している。
最新のエンジンは、低負荷時には大量EGRを使用するなど着火環境が厳しくなっているため、これまでより着火性能を大幅に向上させた「針-針」タイプのプラグがOEM(純正)採用される例が多くなっている。しかしながらこの「針-針」タイプのプラグはアフターマーケット向けには、ほとんど発売されていなかった。プレミアムRXは、従来のイリジウムプラグ以上の着火性能を誇り、耐久性を高めた製品として登場したわけである。ラインアップと希望小売価格(税別)は以下の通り。