ミシュラン  プレミアム コンフォートタイヤ「プライマシー SUV+」を5月から発売

日本ミシュランは2022年2月25日、プレミアム・コンフォートタイヤ「プライマシー SUV+」を発表した。発売は5月19日から順次行なわれる予定だ。発売サイズは15インチから20インチまでの全28サイズで、価格はオープンプライスとなっている。

このニュータイヤは、SUVの販売が拡大するトレンドに合わせ、SUV向け性能に加えてより付加価値を高め、現代のSUVユーザーにより安全で快適で、気持ちよいドライビングが楽しめることを目指したSUV用のサマータイヤとして開発されている。

ニュータイヤ「プライマシー SUV+」を発表した須藤元社長

そのためドライ路面での安定したグリップ性能はもちろん、ウェット路面でのブレーキング性能を追求し、日常のドライブからレジャーまでさまざまなドライビングシーンで高い安全性、優れた静粛性、高速安定性や卓越したハンドリング性能を追求している。

なおミシュランのSUV向けタイヤ・シリーズでは、走りの性能を重視したパイロットスポーツ4 SUV、雪道も走ることができるM+S規格のクロスクライメイトSUVもラインアップされており、今回登場したプライマシー SUV+はプレミアム・コンフォートというポジショニングになっている。

プライマシー SUV+のコンパウンドは新設計され、シリカを大量に配合していることで低い転がり抵抗でありながらドライ&ウェットブレーキ性能を向上させている。従来タイヤのプレミアLTX(M+S)と比べ制動距離は約8.2%短縮されている。

主溝(メイングルーブ)はU字型の主溝と、溝底まで深く刻まれたフルデプス・サイプにより、摩耗による急激な排水性能の低下を抑制。

ブロック数の増大(左)と、フルデプス・サイプを採用

またトレッドのブロックは、より細分化してブロック数を増大させ、バリアブルピッチ配列とすることで走行中のノイズのピーク値を下げて騒音エネルギーを抑制。従来タイヤのプレミアLTXとの比較で約27.9%もノイズを低減させている。

スタビリ・グリップ・サイプの効果

操縦安定性を向上させるために、細溝(サイプ)にはサイプ面に突起を設けることで、横力がかかった状態でブロック同士が互いに支え合い、倒れこみを抑制。このスタビリ・グリップ・サイプ技術によりブロック剛性を向上させることで高速走行時の安定性とハンドリング性能の向上に寄与している。

また、転がり抵抗を低減させたことでタイヤラベリング制度では28サイズ中で24サイズが「A/b」を取得している。

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