キャンピンカーは周知のように車両総重量が重く、タイヤに高い耐久性と安定した操縦性能が求められるが、日本ミシュランが発売した「アジリス キャンピング」は、空気圧設定を高くすることで、高荷重に対応しながら優れた耐久性と操縦安定性を実現するタイヤだ。
2019年1月23日、日本ミシュランは、LT/C(商用車用)規格より空気圧設定を高く設定し、高負荷での常用を可能としたキャンピングカー専用タイヤ「アジリス キャンピング」を3月1日から発売すると発表した。サイズは15インチ、16インチの計5サイズ、価格はオープン。
高空気圧とすることで、タイヤとしての耐久性が向上し、キャンピンカー特有の走行時のふらつきを軽減し、高速路はもちろん一般路においても優れた操縦安定性を確保。またキャンプ地での非舗装路など、過酷な条件下でも高い耐久性と走破性を発揮できる。
製品の技術的特徴は、トレッド端部まで覆うナイロンキャッププライを採用し、接地面を均一化。ふらつきを軽減し、操縦安定性を確保している。また強靭なビード構造と2枚のケーシングを採用し、キャンピングカー用タイヤに求められる高強度と耐久性を高い次元で両立させている。
またトレッドパターンはM+S規格を採用している。そのためショルダー部のブロックデザインと深い横溝設計により、非舗装路では高いトラクション性能を発揮することができる。
さらに速度記号はQレンジ(160km/h)とRレンジ(170km/h)を採用し、高速走行も安心して相応できる強度を持っている。トレッドのグルーブは深溝で排水性能を十分確保。舗装路から非舗装路まで安心感のあるグリップ性能を実現している。
なお「アジリス キャンピング」は、2月1日から3日間、幕張メッセ国際展示場で開催される「JAPAN CAMPINGCAR SHOW 2019(JCCS 2019)」の日本ミシュランタイヤ・ブースで展示される。