【マレリ】ポート燃料噴射エンジンの制御ユニットを発表 

グローバル規模のサプライヤーのマレリは2026年3月11日、ガソリン、フレックス燃料(エタノール、メタノール、合成燃料)、圧縮天然ガス(CNG)向け新世代ポート燃料噴射エンジンの制御ユニット(PFI ECU)を発表した。

エネルギー効率とエンジン性能の最大化を目指して設計されたこの柔軟なソリューションは、進化する車両アーキテクチャーや排出規制への対応を目的に開発されている。

このECUはブラジル、インド、中東・アフリカ地域向けの展開で、各地域の自動車メーカーのニーズに合わせて開発。3つのバージョンは地域特有の機能によって差別化され、設計・検証・生産が各地域で実施されており、最適なコスト、迅速な導入、現地メーカーへの全面的なサポートを実現している。

ハードウェアとソフトウェア双方の観点から設計されており、ガソリン、フレックス燃料、CNGのエンジン制御要件に対応するほか、キャリブレーションや認証、顧客ごとのチューニングをサポート。オープン・アーキテクチャにより、第三者アプリの統合やファームウェアのOTA(オーバー・ジ・エア)アップデートも可能となっている。

この新型マレリのECUには、インフィニオン社のAURIX TC3x自動車用マイクロ・コントローラーが搭載されており、高速処理、マルチタスク、堅牢な信頼性を実現。また、アンチチューニング保護やISO26262 ASIL(自動車機能安全性レベル)Dの機能安全規格(ECUアプリケーションではASIL B/Cに準拠)など、優れたセキュリティも確保している。

このECUは多数の入出力チャンネルを備えており、インジェクター、バルブ、リレー、アクチュエータの精密な制御ができ、最大で8個のガソリン・インジェクタードライバーと4つのCNGインジェクタードライバーの搭載が可能だ。また、もちろん統合された燃焼アルゴリズムと排出ガス制御戦略によって、規制の遵守が確保されている。

このECUには先進的な診断機能も備わっており、優れた監視性と適応性を実現。広範囲のO2 UEGO(ユニバーサル排気ガス酸素)センサーによるエンジン空燃比の正確なモニタリング、OBDⅡ(車載診断システムⅡ)による精密診断、そして多数の入出力対応により、多様なガソリン、フレックス燃料、バイフューエル用途に対応している。

マレリ 関連記事
マレリ 公式サイト

ページのトップに戻る