旧カルソニックカンセイは「マレリ」に社名変更を行ない、2019年10月17日、新たに「マレリ」として「第46回 東京モーターショー2019」に出展すると発表した。
マレリ概要
マレリは、イノベーションとモノづくりで定評のあるイタリアと日本を拠点とする2つの自動車関連サプライヤーが統合して誕生した。その経緯は、マニエッティ・マレリの持株会社が2017年にカルソニックカンセイを買収。2019年10月に商号を「マレリ」に統一した。新ブランドのコンセプト「Powering Progress Together(ともに成長を加速していく)」となっている。
出展概要
東京モーターショー2019におけるマレリのブースは、2社統合のシナジーが発揮される5つの技術領域とモータースポーツを加えた計6領域の構成となっている。
インテリア製品の部門では、個々の移動における経験価値を最大化するコンセプト・モデル「ヒューマン・マックス・キャビン」をはじめとした、キャビンシステム総合インテグレーターとしてのソリューションを紹介。
コンセプト・モデル「ヒューマン・マックス・キャビン」は、マレリが目指す未来のキャビンで、乗員を最大限に重視し、パーソナライゼーション機能を充実させることにより、自分のために設えられた最高に居心地の良い空間を実現する。これは、マレリの内装、電子制御、空調の統合により実現している。
また、自動運転、コネクテッド、電動化、環境技術の各分野でもマレリの製品やサービスを展示する。自動運転のための取り組みとして、自動運転用センサーを統合したランプユニット「スマート・コーナー」を紹介する。自動運転用に周辺環境マップを作成する各種センサー(赤外線を使用した光検知器とLiDARモジュール、短/長距離レーダー)をフロントおよびリヤランプユニットに、コンパクトに統合している。
このほか、モータースポーツ領域では、マクラーレン・レーシングのF1マシン(実車)を展示する。マレリの展示ブースは東京ビッグサイト西展示棟。