地図コンテンツ、位置情報を提供するHERE Technologiesは2018年11月15日、世界最大のオンラインサービスプロバイダーの1つであるテンセントに、中国を除く各国の地図プラットフォームに、位置情報プラットフォームとPOI(目的地物)のデータの供給を開始すると発表した。
HEREは世界をリードする位置情報データとプラットフォームサービスのプロバイダーとして、最新の高精度地図を200の国や地域に提供しており、その地図データも毎週何千万ものデータに対して、変更を検出・処理・公開し、情報の鮮度を高めている。
そして、このプラットフォームは、広く使われているチャット、メッセージアプリであるWeChatやQQなど、テンセントのすべての製品とサービスに対応する。
HEREのレオン・バンデパス上席副社長兼ジェネラルマネージャーは、
「高品質な地図データと位置情報サービスの提供において、世界中のトップ企業がHEREに信頼を寄せています。テンセントの大規模なユーザー・ベースに対して当社の最新の世界地図と高精度なPOI情報を提供することにより、テンセントとのパートナーシップを拡大できることを、うれしく思います。当社は将来的にテンセントとのさらなる提携の検討を予定しています」
と語っている。
なお、HEREとテンセントは2017年に提携しており、今回のテンセントへの位置情報プラットフォームとPOI(目的地物)のデータの供給もその一環だ。