2016年11月25日、グッドイヤーは同社のコンセプトタイヤ「Eagle-360」がタイム誌の「2016年ベスト発明品」に選ばれたと発表した。
タイムス誌は、毎年、技術分野担当編集者が「世界をより良く、よりスマートに、時としてより楽しくしてくれる発明品」を「ベスト発明品」として選出している。2016年はグッドイヤーのEagle-360コンセプトタイヤを含めて25点が選ばれた。他にはバーチャル・リアリティ対応ヘッドセット、自動で靴ひもが締まるスニーカー、テスラとソーラーシティが共同開発した屋根用タイル一体型ソーラーパネル、シボレーの電気自動車ボルトなどが選ばれている。
グッドイヤーのEagle-360は球体の形状をもつコンセプトタイヤだ。自動運転車に究極の操作性と接続性を提供し、自然界の生物の機能を模倣した技術(バイオミミクリー)を採用している。
グッドイヤー主席技術担当者のジョー・ゼコスキー氏は、「自動運転車において、ドライバーの操作場面が徐々に少なくなり、運転への介入機会が減少していくなか、車体と路面をつなぐタイヤの役割はますます重要になります。そんな未来において、グッドイヤーのコンセプトタイヤは二つの役割を担っています。既存概念にとらわれない自由な発想を形にして、次世代のテクノロジーを検証することです。Eagle-360は未来を見据えたコンセプトタイヤではありますが、グッドイヤーのイノベーション戦略のエッセンスを象徴するタイヤであり、グッドイヤーが見据えるスマートで安全なモビリティを表現するタイヤなのです」と語っている。
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