2016年7月26日、日本グッドイヤーは、日本市場向けのオールシーズンタイヤ「Vector 4 Seasons ハイブリッド」の発表会を行ない、8月1日から発売すると発表した。サイズは従来の23サイズから44サイズに大幅に拡大し販売されている新車の90%をカバーできるようになっている。
オールシーズンタイヤは年間を通して季節・路面を選ばず、履き替えなしで走行が可能なタイヤで、ドライ路面、ウエット路面はもちろん、泥ねい路、積雪路にも適合し、チェーン規制時でも走行できる性能を持つ。グッドイヤーは1977年に世界初のオールシーズンタイヤ TIEMPO(ティエンポ)を発売して以来40年間オールシーズンタイヤの開発を続けアメリカ、ヨーロッパで高い評価を得ている。
日本グッドイヤーは、従来からヨーロッパで製造されたVector 4Seasonsを輸入して販売していたが、日本での製造に切り替え、ヨーロッパのオールシーズンタイヤの技術と日本での製造技術を組合わせ、「Vector 4 Seasonsハイブリッド」と名付けた。
このVector 4 Seasonsハイブリッドに採用されている技術は、オールウエザーシリカコンパウンドと呼ばれる専用コンパウンドを採用し、全天候・多彩な路面コンディションにおいて優れたグリップ性能と操縦安定性を実現。
トレッドパターンはⅤシェイプドトレッドで、雪上やウェット路での高い排水性とドライ路面での走行安定性を両立。またサイプ部は3Dワッフルブレードと呼ばれる3次元断面構造とすることで、ブロック剛性を高め、あらゆる路面に密着してグリップし、偏摩耗を抑制する。