2018年5月31日、ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーは、アメリカ・ミシガン大学が主導する官民研究機関「Mcity(エムシティ)」の研究に参画することを発表した。この研究を通じて技術革新ネットワークを世界的規模に拡大し、自動運転車両やコネクテッドカー関連技術の研究・開発を促進するという。
ミシガン大学の「Mcity」には、デンソー、トヨタ、ホンダ、インテル、GM、フォードや電子部品メーカー、サプライヤー、保険会社など合計60社が加わる大規模なプロジェクトだ。ここでは、実際の市街地や郊外の道路環境を再現した走行実験施設で、コネクテッドカーや自動運転車両の様々な実証試験を行なう。グッドイヤーは本研究に参画している唯一のタイヤメーカーだ。
今後、Mcityの試験施設において電気自動車、自動運転車両のテスト走行を実施し、インテリジェントタイヤとそのセンサー技術をさらに発展させ、タイヤと路面、タイヤと車両、最終的にはタイヤとユーザーとの連携を管理することで、グッドイヤーの役割を拡大させることに努めるという。