2015年9月17日、富士通テン(は、業務用ドライブレコーダー「OBVIOUS(アヴィアス)レコーダー」の新商品として、クラウドと連携し安全運転を効率的に支援する「G500シリーズ」を、9月18日から発売すると発表した。
ドライブレコーダー専用モデル「DRU-5010」とデジタコ搭載モデル「DRD-5020」(12月下旬発売)をラインアップしている。この新商品は、「第44回東京モーターショー2015」(2015年10月29日~11月8日)に出展予定。
新商品は、走行中に撮影した膨大な記録画像の中から事故につながる危険度の高いヒヤリハット画像を自動抽出し、これまで管理者が目視で検出していた手間を省く機能を持つ。
また、業界最大クラスのイメージセンサーを搭載した高解像度のカメラを採用し、自車両と車線までの距離計測により「ふらつき(車線逸脱)検知機能」と、前方車両との車間距離を計測する「車間距離検知機能」を新たに搭載。これらの計測値は時系列に保存され運転診断データとして活用できる。
時間帯別のふらつき度合いの傾向や速度別の車間距離の傾向など、ドライバー毎の運転特性を分析して、安全運転指導・教育に生かせるわけだ。ふらつき検知では危険と判断した場合に音声ガイダンスで警告する機能も搭載している。
ふらつきや車間距離に加え、車両の位置、速度や急加速/急減速などのデータと、業務開始/終了、荷物積み込み/卸しなど作業状態のデータは、通信ユニット(オプション品)を接続してクラウドに集約することで、リアルタイムで車両の位置や動態を事務所のパソコンでも確認でき、ドライバーに速やかに運行指示や安全運転指導が行える。
さらに、トラック荷室の温度センサーやアルコールチェッカーなどを接続して、業務・運用状況に応じたカスタマイズを行える機能を備えている。