デンソーテンは2020年10月20日、ドライブレコーダーを内蔵した「録ナビ」をはじめとする「ECLIPSE(イクリプス)」カーナビゲーション システム「AVN」の3シリーズに最新地図データを搭載し11月上旬から発売すると発表しました。
デンソーテンの「イクリプス」ブランドは1995年に国内市場向けにカーオーディオシステムとして登場し、2020年11月で発売25周年となります。そして2016年からAVNにドライブレコーダーを内蔵した、前後同時記録ができる「録ナビ」を販売しロングセラー商品となっています。今回発売する「AVN」シリーズは2021年型モデルとなります。
ドライブレコーダー内蔵ナビ「Dシリーズ」
Dシリーズは前方だけでなく、バックアイカメラで後方も記録できる2カメラシステムを採用しています。あおり運転や追突事故など車両後方に関する不安を軽減することができます。
前方カメラと同様に「常時記録」、「イベント記録」、「手動記録」の3つの記録に対応し、またカーナビゲーションやスマートフォンの画面で撮影画像の確認が可能となっています。「もしもの時にすぐ見たい」、「風景の撮影後にすぐ見たい」、「後で思い出に浸りたい」といったシーンで、「画像」、「地図」、「リスト」の3タイプの選択画面ができ、AVNの大画面を生かしたインターフェース、直感操作で映像を再生できます。
ドライブレコーダーは、200万画素カメラと1/2.7型CMOSイメージセンサーを採用し、フルHDによる高画質で視認性の高い映像が撮影できます。また「HDR(ハイダイナミックレンジ)合成技術」によって、逆光や夜間に発生する白飛びや黒つぶれを防ぎ、これまで映しきれなかった光と影を鮮明に記録できるのも特長です。
ドライブレコーダー本体はAVNに内蔵されており、GPSアンテナやマイクをAVNと共用しているため、追加で取り付けるのは付属の小型カメラのみで、スッキリした取り付けで前方の視界を妨げることはありません。
ナビゲーション性能
Dシリーズ、Rシリーズ、Pシリーズはいずれもナビとオーディオが融合され、ナビとオーディオで最も必要とされる情報を一画面にレイアウトすることで、必要な情報が直感的に分かるようになっており、案内に必要な道路や文字を目立たせつつもシンプルで見やすい画面です。
また処理もトリプルコアCPUにより、動画を再生しながらのナビ操作など高負荷状態でも地図のピンチ操作(拡大・縮小)など滑らかな縮尺切り替えができ、メニュー画面では軽快な操作が実現しています。
ナビのディスプレイは光透過率が高く画質に優れ、高耐久の「静電容量式タッチパネル」を採用。光沢パネルにすることで、色鮮やかな画面となっています。
さらに3シリーズ全てにスマートフォンを介して「AVN」とセンターサーバーを接続して充実した「つながるサービス」が提供されます。このつながるナビ機能により、Wi-Fiに経由で自動地図更新、サーバー情報検索、目的地周辺駐車場検索などが可能になります。
またあらかじめ専用アプリをダウンロードしたスマートフォンに、録画データをWi-Fi接続により転送することができます。スマートフォンに保存したデータはSNSなどで楽しむこともできます。