自動車部品大手サプライヤーのフォルシア(フランス)は、同社の主要事業のひとつであるエミッション・コントロールテクノロジー事業のアジア本社と研究開発センターを中国・上海に開設したと発表した。
フォルシアは自動車部品大手グローバル・サプライヤーであり、世界代6位に位置する。ちなみに、世界第一位はボッシュで他に、デンソー、コンチネンタル、ジョンソンコントロールズ、マグナシュタイヤー、アイシン、デルフィ、ZF、TRWなどがある。主に、フォルシアは自動車用シート、インテリアシステム、エクステリア、エミッション・コントロールシステムを主要事業として展開をしている。
中でも、中国市場での事業拡大を積極的に行っており、2010年度の売上は前年比58%増と好調な成績を残している。また、エミッション・コントロール・テクノロジーは世界市場の25%を占めており、4台に1台はフォルシアの排気システムを搭載していることになる。
上海に開設されたR&Dセンターではユーロ5、商用車のユーロ4に準拠したエミッション・コントロール・ソリューションの開発及び、ユーロ6への取り組み、また、燃費低減に貢献するエネルギー効率向上の技術開発、中国産車のCO2削減などのソリューション開発が目的とされる。