2017年12月15日、住友ゴムは、高速操縦安定性能とウエット性能を高次元で両立させたファルケンの新世代フラッグシップタイヤ「アゼニス FK510」、「アゼニス FK510 SUV」、「アゼニス FK510 RUNFLAT」を2018年2月から順次発売すると発表した。発売サイズは3商品で合計74サイズ、価格はオープン価格。
「アゼニス FK510」シリーズは、非対称パターンの採用や最新のプロファイルにより高い高速操縦安定性能を実現。さらに、排水性の高いパターンデザインや、独自の新材料開発技術「4D NANO DESIGN(フォーディー ナノ デザイン)」で開発したシリカコンパウンドによる、優れた耐ハイドロプレーニング性能やウエットグリップ性能を実現している。
「アゼニス FK510」はすでにヨーロッパ、アメリカで先行して発売しており、ドイツで高い人気を誇る自動車専門誌「AUTO BILD」誌が実施したタイヤテストにおいて総合2位を獲得するなど、高い評価を得ている。
タイヤの特長は、優れた高速操縦安定性能を実現するため、接地圧分布を最適化する非対称パターンを採用し、高速コーナーで高い負荷がかかるアウト側のトレッドを高剛性化。さらに、円形に近いプロファイルでサイドウォールの柔軟性を高める最新設計により、高速走行時の高い操縦安定性能を実現している。
ハイドロプレーニング性能を高めるためには、広くて深い主溝と、水膜を効果的に除去するブレード形状のサイプによって強力な排水性を発揮し、優れた耐ハイドロプレーニング性能を実現。
またタイヤ性能を向上させるために、素材を自在にコントロールすることを可能にした独自の新材料開発技術「4D NANO DESIGN」により、ポリマーをナノレベルで最適化しながらシリカを高充填した「シリカコンパウンド」を採用している。
こうした技術により、ゴム全体の剛性を確保しながら、接地面だけを柔らかくすることに成功している。これによってドライ路面同様に、ウエット路面でもタイヤと路面との間に生じる細かな凹凸に絡みつくように接地し、ウエットグリップ性能を高めているわけだ。