住友ゴム ファルケン・ブランドのニュー・アゼニスなど3種類を8月から発売

左から「AZENIS FK453 RUNFLAT」、「AZENIS FK453CC」、「SINCERA SN832i」
左から「AZENIS FK453 RUNFLAT」、「AZENIS FK453CC」、「SINCERA SN832i」

2015年7月3日、住友ゴムはファルケン・ブランドのタイヤ新製品、3シリーズを発表し、8月から順次発売する。住友ゴムは、ダンロップ・ブランドとファルケン・ブランドという2つのタイヤ・ブランドを持つが、アメリカの補修タイヤ、ヨーロッパ向けのOEM、補修用タイヤはファルケン・ブランドがメインとなるため、ファルケンのブランド強化を加速している。また2020年までには販売本数を倍増させる計画としている。

■AZENIS(アゼニス) FK453 RUNFLAT
「AZENIS FK453 RUNFLAT」は、タイヤ製造技術における「超高精度」を追求した次世代の新工法「NEO-T01」で製造したプレミアム・ランフラットタイヤ「AZENIS FK453 RUNFLAT」で、ファルケン・ブランドのフラッグシップとなるハイパフォーマンスタイヤだ。

プレミアムタイヤ向けの高精度な「NEO-T01」工法
プレミアムタイヤ向けの高精度な「NEO-T01」工法

次世代の新工法「NEO-T01」は、実際の仕上がりのタイヤサイズで作られているタイヤ内側の形状をした金属の成形フォーマー(メタルコア)にタイヤの各種部材を貼り付けていくメタルコア工法で、部材の生成・加工からメタルコアへの貼り付けまでの全てを1/100㎜単位のコンピューター制御システムによってコントロールする全自動連結コントロール製法だ。

住友ゴム Falken 3シリーズ住友ゴム Falken 3シリーズAZENIS FK453 RUNFLAT

さらにこのタイヤは新たに強靭な素材を補強部材として採用した高剛性構造とし、通常工法との比較で高速ユニフォーミティ低減、つまりより真円度が高く、軽量化、高速走行時の形状変化抑制など超高速域での高い性能を実現している。

またゴムのコンパウンドに関しては同社の「4D NANO DESIGN」を駆使し、ゴム配合成分のナノレベルでの解析、シミュレーション予測、成分・分子構造の最適化、素材合成技術を投入し、ハイパフォーマンスタイヤにふさわしいコンパウンドを実現している。

発売サイズは245/45RF18 96Yと275/40RF18 99Y。価格はオープン価格。

■AZENIS(アゼニス) FK453CC
AZENIS FK453CCはヨーロッパのプレミアムSUVに求められる高速操縦安定性能、ドライ/ウエット性能と静粛性能を高次元で融合させたフラッグシップSUVタイヤだ。

住友ゴム Falken 3シリーズ住友ゴム Falken 3シリーズ AZENIS FK453CC

新ラウンドショルダー形状と高剛性ケースの採用により、リニアなハンドリングと高次元の高速操縦安定性能を発揮。新コンパウンドとパターンデザインにより高いドライ/ウエットグリップを実現している。

発売サイズは15サイズで、価格はオープン価格。

AZENIS FK453CC サイズ表

■SINCERA(シンセラ) SN832i
ファルケンのシンセラ・シリーズは、ウエット性能と低燃費性能を両立させたスタンダードタイヤという位置付けだ。このシリーズはヨーロッパで最大のドイツ自動車クラブ(ADAC)のタイヤ性能テストでGOODを獲得している。

住友ゴム Falken 3シリーズ SINCERA SN832iロゴ住友ゴム Falken 3シリーズ SINCERA SN832i

ワイドに設計されたストレートグルーブとラテラルグルーブにより高い排水性を発揮し、耐ハイドロプレーニング性能を従来のSINCERA SN828に対し7%向上。トレッドコンパウンドはシリカ比率を高めることで路面との密着性を高め、ウエット性能を13%向させている。さらに不要な発熱を抑制する「シリカ用低発熱ポリマー」の採用により転がり抵抗を14%低減し、タイヤラベリング制度で転がり抵抗A、ウェット性能bを実現している。

発売サイズは31サイズで、価格はオープン価格。

SINCERA SN832i サイズ表

ファルケン関連情報
ファルケン公式サイト
住友ゴム公式サイト

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