住友ゴムのファルケン・ブランドは2023年1月16日、高いコーナリング性能とウエット性能を両立させたプレミアムカー向けフラッグシップタイヤ「AZENIS(アゼニス) FK520L 」とランフラット・タイヤ「アゼニス FK520」を3月1日から順次発売すると発表した。発売サイズは2商品で計68サイズ、価格はオープンプライスとなっている。販売地域は日本とヨーロッパ、アメリカ市場などで、グローバル・ハイパフォーマンス・タイヤというポジショニングになっている。
アゼニス FK520/520Lは、ヨーロッパで最大の自動車連盟「ADAC(ドイツ自動車連盟)」が実施するタイヤテストで2021年の総合1位、2022年の摩耗テスト1位を獲得した「アゼニス FK510」をさらに進化させたタイヤだ。
プレミアムカーに求められるコーナリング性能を実現するために独自の左右非対称パターンを新開発し、外側ブロックの剛性を高めることでコーナリング時にしっかりとグリップし、高いレベルのハンドリングを実現。さらに排水性の高い広い溝幅によって高速走行時でも高いウエット性能を発揮することができる。
コンパウンドに採用した天然由来の「サステナブルシリカ分散剤」は、疎水性のゴムと親水性のシリカの両方になじむ性質を持つため、ゴムとシリカの結合を強固にすることで、ドライ路面・ウエット路面でのパフォーマンスを損なうことなく耐磨耗性能を向上させている。
またデザイン面では、住友ゴム独自の黒色デザイン技術「Nano Black」によって、FALKENロゴに繊細な凹凸形状を採り入れることで光の反射を抑え、高い黒色を再現し高級感と存在感を生み出している。