2015年4月23日、クラリオンは、2015年モデルのナビシステムとして200㎜ワイド7.7インチスーパーワイドナビ「MAX775W」、「MAX675W」、簡単操作でプレミアム機能を楽しめる「NX715」、基本機能の充実した「NX615」、「NX615W」など5機種のカーナビゲーションを発表した。いずれもを6月上旬から順次発売される。
なお、5機種とも業界初の新FM多重放送VICS「VICS WIDE(ビックスワイド)」対応カーナビゲーションとなっている。情報伝送容量が2倍となったVICS WIDEは4月23日からサービスが開始される。
最上級機種の「MAX775W」、「MAX675W」は最近増加する200mmワイドコンソールに対応し、専用ガーニッシュなしで取り付けられるため必要部品等、取付費の軽減も実現している。ワイド7.7インチの精細UWVGAディスプレイ(1024×480ピクセル)は、地図を広範囲にクリアに表示する他、シネマサイズの動画再生ではフル画面表示により、上下に黒帯が発生しない。更に8インチディスプレイと比較して左右に数㎜大きく表示できる。
スピーディーな3D地図スクロール、クラリオンのスマートフォン経由でのクラウド型音声認識サービス「Intelligent VOICE(インテリジェントボイス)」などにより快適、安心、便利なドライブをサポート。今回、全機種が対応するインテリジェントボイスの機能アップとして、「電話発信」、「SMS送受信」、「楽曲検索・再生」のスマートフォン機能の音声操作に加え、新着メールをナビが知らせる「お知らせ通知機能」を追加。さらにGoogleアカウントへログインすることでメールの作成、送信を音声操作で行なえる。「MAX775W」、「NX715」はキャンペーンとして最長3年間、「MAX675W」、「NX615」、「NX615W」は最長3ヶ月間無料でインテリジェントボイスを利用できる。
カーナビゲーションの基本機能の地図の更新は5機種とも年6回(差分更新5回、全更新1回)の地図データ更新に対応。「MAX775W」。「NX715」は利用開始から3年間、「MAX675W」、「NX615」、「NX615W」は1年間無料で自宅のPCからインターネット経由での地図データの更新ができる。また、4月23日からサービスインする「VICS WIDE」への対応で、より精度のよい渋滞回避、ルート案内が実現し、緊急情報(特別警報)や気象・災害情報も表示される。
■AVライト・ナビ
フルセグ、SiriR Eyes Free、最新の地図&ガイド情報を搭載する「NX505」、独自に展開するクラウド型情報ネットワークサービス「Smart Access(スマートアクセス)」対応、スマートフォン・アプリケーション連携、独自の音響テクノロジー「Intelligent Tune(インテリジェントチューン)」など先進機能を搭載する「NX515」の2機種も6月下旬から順次発売する。
ワイド7型 VGA地上デジタルTV/DVD AVライトナビゲーション「NX505」は、ハイレゾファイル(FLAC)再生、最新のマップルナビ6など充実のオーディオ機能と豊富な観光情報を搭載。また、「Siri Eyes Free」により運転中に電話発信、楽曲の検索再生、メールの読み上げ送信などiPhoneの先進機能を声で操作できるフルセグ対応モデルだ。
Smart Accessリンク ワイド6.2型 VGAワンセグ/DVD/SD AVライトナビゲーション「NX515」は、ドライブ中の様々なシーンでリアルタイムに情報を個性豊かなアプリケーションを提供することで、ナビゲーションの機能性アップを図るSmart Accessに対応するモデル。クラウドサーバーと連携することで、クラウド時代の中核を担う車載端末機としてスマートフォンの様々なアプリを安全・快適に車室内で楽しめる。
■カーオーディオ
カーオーディオの2015年モデル新製品として、1DIN CDレシーバー「CZ215」、2DIN CDレシーバー「CX315」の2機種を、5月中旬から順次発売する。
「CZ215」(USBスロット搭載モデル)は、7バンドパラメトリックイコライザーによる「車両タイプ別サウンドチューニング」や、独自の音響テクノロジー「Intelligent Tune(インテリジェント・チューン)」などを搭載する音へのこだわりを集約したモデル。
「CX315」は、Bluetooth搭載でハンズフリー通話やオーディオストリーミング再生が簡単にできるようになっている。両機種とも再生や選曲を手元で行える学習型SWRC(ステアリングホイールリモートコントロール)に対応、運転中でも安全にオーディオ機能を操作でき音楽を楽しめる。
なお、クラリオンは今年中にもアフター商品として、4個のカメラによりクルマの全周を画像合成して表示する「サラウンドアイ」も市販化する予定だ。