2018年7月31日、クラリオンの国内販売会社 クラリオン・セールスアンドマーケティングは、業務用車両向けクラウド活用型車両管理サービス「SAFE-DR」(Smart Access for Enterprise-Drive Recorder)の新サービスとして、「自動解析プログラムを使用した映像解析による走行診断サービス」を、8月1日から「SAFE-DR」ユーザーに提供すると発表した。
新たに提供を開始する「自動解析プログラムを使用した映像解析による走行診断サービス」は、「SAFE-DR」対応ドライブレコーダーに記録された常時録画映像を、SOMPOリスケアマネジメント社の自動映像解析プログラムで解析、走行診断を行なうというもの。
解析は、交差点走行中の「黄・赤信号通過」、「一時停止不停止」を自動抽出、「交差点で赤信号を通過してしまう」、「一時停止標識・標示があるのに安全確認をせず通過している」といったドライブレコーダーに搭載する加速センサーでは確認できない危険運転を、常時録画映像から自動抽出し、正しい運転行動、指導ポイントなどを「走行診断レポート」として運行管理者に提供する。費用は、1企業あたり5万円(税別)から。
運輸事業者における社会的な影響が大きい事故の発生は増加しており、従来型の事故防止活動だけではなくAIや各種センシング技術の活用により、事故が発生していない平時の状況におけるドライバーの運転状況についても正確に把握し分析することで、事故を未然に防ぐ先進的な取組が社会的に求められている。
「車両情報システムソリューションプロバイダー」をめざすクラリオン、クラリオン・セールスアンドマーケティングは、車載機器と合わせIoT時代に向けたデータ蓄積・活用までをワンストップで提供していく。
現在のサービス展開は業務車用向けだが、今後はシェアリングカーやレンタカーなどにも展開できる技術・サービスだ。