「ヘイ、セレンス、トランク開けて」車外から音声操作可能なシステムをセレンスが発表

自動車向けにAI、音声会話技術を提供するセレンスは2022年10月7日、AIと音声を活用し、ドライバーが車外から自分のクルマとやりとりができるイノベーション製品「Cerence Exterior Vehicle Communication(セレンス エクステリア ビークル コミュニケーション)」を発表した。この技術、製品は、将来の自動運転車にとって重要な機能のひとつになると想定できる。

セレンス エクステリア ビークル コミュニケーション(車両外部の人間と車両との音声・会話によるコントロール・システム)は、セレンスの音声認識、自然言語理解(NLU)、音声合成(TTS)、音声信号の強化、音声バイオメトリクスなどの技術と、現在自動車への搭載が増加している外部マイクを駆使することで下記のようなシチュエーションで、車外からの様々な音声操作を可能にするのだ。

例えば、夜間で周囲が暗く、車両のドアハンドルが見えない場合「ヘイ、セレンス、ライトをつけて」で、点灯操作ができる。また、車両から荷物を出し入れした後に「ヘイ、セレンス、トランクを閉めて」で、トランク操作を指示することもできる。

また車両から離れる際に荷物で手がふさがった状態で「ヘイ、セレンス、駐車して」と声をかけ自動運転で駐車させる。車外スピーカーが装備されている場合、料金所やドライブスルーなどで窓を閉じたまま車外と会話が可能で、安全で快適な車内空間の確保ができる。

セレンス エクステリア ビークル コミュニケーションは、革新的な生体認証(バイオメトリクス)技術により、承認された人だけに上記のような機能の使用を限定するようになっており、安全性とセキュリティを確保している。

例えば、車外の人がシステムを起動すると、車両側はまずユーザーのキーまたは電話が車両の近くにあるかを検知・確認する。車両のロックを解除したり駐車などの自動運転タスクを実行指示したりするなどのセキュリティに関する操作では、セレンスの生体認識機能「セレンス ボイス バイオメトリックス」技術により発話者の身元確認を行ない、セキュリティのレベルアップを図っている。

セレンス エクステリア ビークル コミュニケーションは、将来的に自動運転車と共有化(カーシェリング)がさらに普及する時代には重要な役割を担うことができる。例えばシェアリングされた自動運転車が多く走行する繁華街の中心部において、ドライバーが不在の無人運転時、ユーザーは車両の走行予定ルートや予想される遅延時間などの重要な情報をセレンス エクステリア ビークル コミュニケーションに訊ねることができる。

乗車する前段階から直接車両と対話できる機能は、自動運転車の信頼を高め、ユーザーの新しいモビリティ エコシステムの受容と普及を後押しすることになる。カーシェアの場合、セレンス ボイス バイオメトリックにより、ドライバーの身元を確認・認識してユーザーごとにラジオ局やナビゲーションのお気に入り、シート位置などを設定し、そのつどの設定を要さずにそのユーザー用にパーソナライズされた車両設定が可能になるのである。

セレンス エクステリア ビークル コミュニケーション詳細:https://www.cerence.com/news-releases/news-release-details/cerence-brings-industry-leading-voice-technologies-outside-car

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