ボッシュは2022年5月17日、パシフィコ横浜で5月25日〜27日の3日間開催される「人とくるまのテクノロジー展2022」横浜展示会に出展すると発表した。また、5月25日〜31日に開催されるオンライン展示会にも出展し、最新の安全、サステイナブルなモビリティに向けた幅広い製品・技術を紹介する。
主な展示内容は以下のようになっている。
・3Dディスプレイ(日本初):パッシブ方式3D技術により、コックピットの表示にリアルな3D効果を生み出し、ドライバーが従来の表示情報よりも素早く視覚情報を把握することができるディスプレイ・ソリューションだ。横浜会場では、アイトラッキングや3Dメガネなどを利用することなく、空間の奥行きを表現することが可能な本ソリューションのデモを、日本で初めて紹介する。
・電気自動車向け充電ケーブル(日本初):230Vの電源ソケットで充電する場合、通常はケーブルにブロック状のコントロールボックスが組み込まれているが、ボッシュが新たに開発した電気自動車向け充電ケーブルにはそれがなく、従来のコントロールボックス付き充電ケーブルより平均で少なくとも40%軽量で、重量は3kgを下回っている。タイプ2、家庭用コンセントに対応するアダプターも備えており、2本目のケーブルは不要。
・CVT4EVおよび新世代 e-アクスル(日本初):電動走行特有の滑らかさを損なうことなくフレキシブルな変速設定を可能とするプッシュベルト方式の無段変速機「CVT4EV」を開発した。その電動車向けのCVT4EVは専用設計されており、効率アップ、牽引モードでのトルクアップ、良好な加速や最高速度の向上などを可能にしている。横浜会場ではトランスミッション、モーター、インバーターを一体化させた電動パワートレイン「eAxle」のSiC搭載の新世代品3Dモデルとともに紹介する。
横浜会場では上記以外に、エネルギーマネジメントの最適化によりEV、ハイブリッド車の航続距離を延長するサーマルマネジメントシステムのコンポーネントも複数展示する。また、将来の車両アーキテクチャ向けの車両エレクトロニクスおよびソフトウェア集約型システムに関する全製品ポートフォリオを、タッチパネルモニターで紹介。これには、運転支援や自動運転、ネットワーク化、コックピットソリューション、E/Eアーキテクチャをはじめとした、幅広いソリューションが含まれている。
またオンライン展示会では、運転支援、自動運転と駐車支援技術、Identity Xtended(次世代型パーフェクトリーキーレス)、車室内モニタリングシステム、電気自動車向け充電ケーブル、CVT4EV、SiC搭載e-アクスル、バッテリー・イン・ザ・クラウド技術などを展示することになっている。
オンライン展示WEBサイト:https://aee.online.jsae.or.jp/ja/exhibition/detail.html?id=432