ボルグワーナー 2017年インディ500覇者の佐藤琢磨選手が獲得した「ボルグワーナートロフィー」が日本初上陸

2017年12月7日、ボルグワーナーは、2017年5月28日にアメリカのインディアナポリス・モータースピードウェイで開催された第101回インディアナポリス500マイルレースでアジア人として初めて優勝した佐藤琢磨選手にボルグワーナートロフィーを贈呈している。

ボルグワーナー インディ500優勝ボルグワーナートロフィー 佐藤琢磨
ツインリンクもてぎで展示されたトロフィー。佐藤選手とボルグワーナーのスコット・D・ジレット マーケティング広報担当副社長

このほど、この由緒ある優勝トロフィーが海を越えて日本へ初上陸した。トロフィーは12月3日にツインリンクもてぎで開催されたホンダ・レーシングTHANKS DAYで国内初公開された後、12月6日にボルグワーナー日本法人のボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン(三重県・名張市)でメディアに公開された。

今後は12月8日と9日にホンダ・ウエルカムプラザ青山(東京都港区)で一般公開され、12月12日に再びアメリカへ返還される。

ボルグワーナートロフィーは、1911年のレイ・ハルーン以後のインディ500歴代優勝者全員の顔の彫刻が貼りつけられている。スターリングシルバー製で重さ約50kgのこのトロフィーは高さ約165cmで、当初の価値は1万ドル(約113万円)だったが、現在の時価は350万ドル(約4億円)だ。

このボルグワーナートロフィーは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ殿堂博物館に常設展示されている。また、優勝者とチーム所有者に個別に贈る勝利の記念品として、ボルグワーナーでは1988年にボルグワーナー・チャンピオンシップ・ドライバーズ・トロフィー、通称「ベイビーボルグ」は、1998年にボルグワーナー・チームオーナーズ・トロフィーを製作した。この2種類はボルグワーナートロフィーのスターリングシルバー製レプリカだ。

ボルグワーナー インディ500優勝ボルグワーナートロフィー 三島邦彦社長
佐藤選手とボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパンの三島邦彦社長

ーー佐藤琢磨選手
「ボルグワーナートロフィーは、チームも僕も夢見る存在です。ボルグワーナートロフィーはこれまでアメリカを出たことがない。そこで、ぜひこのトロフィーを日本のファンの皆さんに見てもらいたいということで、インディアナポリス・モータースピードウェイのミュージアム、そしてホンダさん、ボルグワーナー社さんの協力を得まして、今回このような運びとなりました。本当に喜ばしいことですし、誇りに思います。このような機会を作ってくださった皆さんに本当に感謝しています。」と語った。

またボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパンの三島邦彦社長は「社内の仲間でのオートバイレースのTシャツにはこれまで全てボルグワーナートロフィーの絵を入れるなど、これが日本に来る手段はないだろうかとずっと夢見ていました。今回、佐藤選手の顔がこのトロフィーに刻まれるということは、日本人として非常に特別なことです。そして、このようなご縁があり門外不出と言われたアメリカ国境を越えて日本に来る、ましてや名張の私たちの会社に来るというのは非常に嬉しいことです」と語っている。

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