革新的で持続可能なモビリティソリューションを自動車業界に提供するボルグワーナーは2023年5月17日、5月24日から26日までパシフィコ横浜で開催予定の「人とくるまのテクノロジー展2023」のブース132で、バッテリー冷却プレートを日本で初めて展示すると発表した。また、電動化を推進するさまざまな技術を紹介し、自動車メーカー各社のeモビリティへの移行をどのようにサポートしているかを紹介する。
また、この展示会の企画講演の一環として、5月24日に「次世代EVのためのインテグレーテッド・ドライブモジュール・プラットフォームの開発について」、26日に「将来のeモビリティのための高性能、高効率、持続可能な電動システムについて」と題する2つの論文を発表する。
ボルグワーナーのエミッション/サーマル/ターボシステムズ、製品戦略および事業開発バイスプレジデント兼アジア担当ゼネラルマネージャーのジャン・フランソワ・サバジョルス氏のコメント
「『人とくるまのテクノロジー展』は、優れたエンジニアリングや世界トップクラスのテクノロジーが一堂に会し、4万人を超える来場者を見込んでおり、クリーンでエネルギー効率の高い自動車を実現する当社の最新製品およびシステムを紹介する場としては最適です。メーカー各社が目指す持続可能でカーボンニュートラルな未来の実現を支援すべく、当社はe モビリティ技術の最前線で取り組んでいます」
日本で初展示されるバッテリー冷却プレートは、新開発の押し出し成型アルミニウム形材の冷却プレートで、円筒形バッテリーセルの列間を蛇行する形状にぴったりと沿うように設計されおり、高い熱伝導率を実現している。
ブースでは、このほかにも充電ステーション、最新世代のインバーター、高電圧イー・ファン(eFan)、電動商用車用高エネルギーバッテリーシステムなどが展示予定。また、電気モーター、トランスミッション、パワーエレクトロニクスを1つのe-アクスル・ユニットに統合し、電動化における1次利用、2次利用にかかわらず、開発の迅速化に有効なインテグレーテッド・ドライブ・モジュールも展示する予定だ。