ボルグワーナーは、2019年5月22日〜24日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2019横浜」に電動化用ユニットなど高効率化のための最新ソリューションを展示すると発表した。
自動車業界の電動化分野における急速な変化と進歩にあわせ、ボルグワーナーは次世代の電動化技術を積極的に開発している。今回は新開発した車載バッテリーチャージャー(OBC)を日本で初めて展示する。効率向上の市場要求に対して、最高効率を実現する先駆的なシリコンカーバイド技術を採用したクラス最高の電力密度性能技術を紹介する。OBCはバッテリー充電を行なうハイブリッド車、電気自動車に搭載され、400V、650V、および800Vの電圧レンジに適用可能だ。
そのほかに、電動自動車向けの統合ドライブモジュール「iDM」や電動コンプレッサー「eBooster」も展示する。統合ドライブモジュール「iDM」は最先端のトランスミッション、電気モーター、パワーエレクトロニクスを統合した製品で、乗用車、軽量の商用車のフロント・アクスル、またはリヤアクスルに容易に統合できる。電動コンプレッサー「eBooster」は、48Vマイルドハイブリッド式電動車に向かう現在のトレンドに対応した製品だ。排気ガスに依存せず電気駆動で迅速な加速を可能にし、ターボラグをほぼ解消するパフォーマンスを持っている。
さらに内燃エンジン技術では、燃費改善と排出ガスの削減を目指す内燃エンジン向けの「VTGターボチャージャー」も展示する。ボルグワーナーは、ターボチャージャー付きガソリン車の普及率は、2027年までに20%から67%に増加すると予想している。