ボルグワーナー「人とくるまのテクノロジー展2018 横浜」にエンジン、ハイブリッドなど革新的技術を出展

2018年5月22日、ボルグワーナーは、2018年5月23日より25日までパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2018 横浜」にエンジン、ハイブリッド、電動車向けの、高効率で革新的な製品を出展すると発表した。

ボルグワーナー 人とくるまのテクノロジー展2018 横浜 革新的技術 出展

ボルグワーナーは、電気自動車向けのeDMを展示する。eDMは「eGear Drive」はトランスミッションと高電圧ヘアピン(HVH)電気モーター技術を軽量でコンパクトなパッケージに統合したユニットだ。電気自動車、P4タイプのハイブリッド車向けの一体型推進ソリューションを自動車メーカーに提供する。

その他にも、車内を静かに、そして短時間で暖め、フロントガラスを素早く除霜する高圧エアヒーターも展示する。この高圧エアヒーターは、最大限の快適性を実現すると同時に、業界初のデュアルゾーン機能を搭載しており、廃熱に頼らずに動作できることが特長で電気自動車に最適なヒーターだ。

また、P2オフ・アクシスモジュール、48V電気ファン、EHRSなど、ハイブリッド車向けの革新的技術も展示。P2オフ・アクシスモジュールは、ピュアEV駆動や回生ブレーキをはじめとする様々なハイブリッド機能を有効にし、CO2排出量の低減と高出力密度を可能にしている。

このユニットは、電気モーターを主軸と平行に配置するため、既存のドライブトレーンに容易に導入することができるのが特長だ。軽量の48V電気ファンは、素早いレスポンスを可能にし、正確な温度調整と低ノイズを実現。厳しい環境下で、エンジンスピードに関わらず、高度な技術により優れたエアフローと冷却性能、そして高い耐久性を両立させている。

ボルグワーナーの排気ガス再循環(EGR)技術と廃熱リカバリーシステム(WHRS)を結合させた高度ソリューションのEHRSは、コスト効率に優れた革新的な技術であり、通常は廃棄される排ガスからの熱を利用することにより、エンジンのウォームアップに要する時間を最小限に抑え、ガス排出量を低減し、燃費と効率を高めることができる。

また、先進的な電動コンプレッサー「eBooster」は、ターボのように排ガスに依存せずに動作し、要求に応じてブーストをかけることにより、ターボラグを大幅に低減することができる。その結果、燃費性能が最適化されて排ガスの排出量が低減し、ブーストのレスポンスを向上させることができる。このeBooster技術は、直列につながれたターボチャージャーと連動して過給するシステムを構成する。もちろんeBoosterは、ハイブリッド車や内燃機関車へ導入することができる。

内燃エンジンに関しては、ハイブリッド車への適用が可能なインテリジェント・可変カムシステム(iCTA)や可変電動カムタイミングシステム(eVCT)など、最新の可変カムタイミング(VCT)テクノロジーを展示。iCTAはあらゆるタイプのエンジン構造に適用することができ、特に、カムを可変制御するための油圧エネルギーが小さく直列4気筒シリンダーエンジンに最適なユニットだ。iCTAは、オイル消費とエンジンの効率を向上させることができる。

ガソリンエンジン向け可変タービンジオメトリー(VTG)ターボチャージャーは、ブース圧を制御することができる。ボルグワーナーの最新VTGターボチャージャーは、eVCT同様にミラーサイクルをはじめとする最新のエンジントレンドに適合する。さらに、このターボチャージャーはより素早いレスポンスと、より広いパワーレンジをもたらし、その結果、ブースト圧を急速に立ち上げることができる。

【人とくるまのテクノロジー展2018 横浜 開催概要】

・開催日時:2018年5月23日(水)、24日(木)、25日(金)
 10:00〜18:00(25日は17:00まで)
・開催場所:パシフィコ横浜・展示ホール
・公式サイト:https://expo.jsae.or.jp/

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COTY
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