{フランスの大衆メーカーで小型車の大ヒットを数多くもつ}
1898年フランスに創設された自動車メーカー。ルイ・ルノーとその兄弟によって現在のFR駆動方式を発明したことで成功。1900年代にはタクシー需要を得てルノー・タクシーがパリを席巻した。第2次世界大戦で生産設備の破壊と創業者ルイ・ルノーの死により打撃を受けたルノー社は、シャルル・ドゴール将軍の行政命令により国営化される。1946年のパリサロンで発表した「4CV」は大衆車として戦後最大のヒットを収め、また1948年に発売された、2CVも大ヒット。歴史に残る名車となると同時に、ルノーという企業の戦後の基礎を作り上げた。日本では2012年から日産の完全子会社としてルノー・ジャポン株式会社がスタートしている。