2015年11月27日、WTCC 2015シーズンの最終戦となる第12戦はカタールのロサイル･サーキットで開催された。カタールも11戦のタイに続きWTCCレース開催は今回が初めてで、金曜日に予選･決勝を行なう変則スケジュールとなっている。
誰もが走ったことのないサーキットが舞台だが、予選ではやはりシトロエンが上位3ポジションを占め、ロペスがポールポジションとなった。またシボレーががんばって4番手、ラーダが5番手に。
カタール･レースはナイトレースで、午後9時30分にレース1のスタートが切られた。スタートからまたもロペスが独走し、レースは、ロペス、ベニーニとシトロエンが1-2を占め、3番手にシボレーのバレンテが食い込んだ。
午後10時40分にレース2のスタートが切られた。スタート直後、後方でクラッシュが発生しセーフティカーが導入された。その後も滑りやすい路面のためスピンするマシンも多い波乱の展開となったが、シトロエンのミューラーがトップ、チンホアが2位に入り、3位はシビックのミケリスがもぎ取った。
こうして2015年シーズンはシトロエン･レーシングが圧倒的な強さでマニファクチャラーチャンピオンを獲得し、J.M.ロペスがドライバーチャンピオンを連覇した。なおスーパースターのS.ローブは2015年限りでWTCCを卒業し、2016年からWRCに復帰することが決定した。
WTCC2015関連情報
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